メリットがたくさん!オフィス制服が取り入れられた歴史とは

スーツ

オフィス制服は、企業としての統一性や社員のモチベーションを高めることなど、さまざまな目的があって利用されています。こうした制服は、一体いつ頃から人々に使われるようになったのでしょうか?
時代背景とともに制服が持つ役割について知ると、制服について見直すきっかけになりそうです。
今回は、世界や日本における制服の目的や歴史についてフォーカスします。

制服が作られた目的

制服は古い時代から利用されてきていますが、次のような7つの効果が期待されて導入されたものと考えられています。

権威の表示

かつての宮廷服や礼服などでは、身分や階級を表すことが目的とされていました。現代でもこの目的が残っているのが、裁判所の判事が着ているガウンです。

管理・秩序維持

国家や民族など集団が思想を統一して結束を図るために着用します。日本でも第二次大戦中には国民服があり、国としての意思統一が図られていました。

識別

敵と見方を識別するための目的での着用です。戦国時代の旗印などもこれと同じ目的や機能を担っていました。

職業的役割の明示

軍隊、警察、消防、ホテル、医師など、所属する集団や職業を明確に表示することを目的とした制服は、現在でも多くの場面で利用されています。

帰属意識の高揚

所属する集団で、目標や意思を同じ方向へ導くために利用される制服です。学校の制服や軍で用いられる制服もこの目的に合っているでしょう。

経済効果

同じ生地と染料を使用して制服を作ることで、経費の節約を図れるメリットがあります。

リクルート効果

医師やパイロットなど、一見して職業がわかるような制服は、その職業に対する人々の憧れを醸成する効果があると考えられます。

女性における制服の歴史

次に、1800年代後半ごろから2000年ごろまでの女性におけるユニフォームの歴史について、紐解いてみましょう。

従軍看護婦※1

女性の制服が脚光を浴びたのが、クリミア戦争での従軍看護婦といわれています。戦禍で弱った兵士にとって、制服を着てやさしく看病する看護婦の姿は、あたたかな光となって写っていたことでしょう。
(※1歴史的呼称を優先し「看護婦」と表記。)

日本赤十字社救護員

日本でも戦争中の兵士たちを助ける看護婦は、制服を着用していました。1937年の日中戦争では、日本赤十字社が戦争救護員として200名を戦地に派遣しています。

戦後のスモック

戦後、物資が不足していた日本で多く利用されたのがスモックです。企業の福利厚生の一環として採用され、職場の制服として一般的となりました。

バスの車掌

バスの女性車掌の制服が、女性職業服の様相化を進展させるきっかけとなりました。モダンなデザインで、当時の憧れの職業にも挙げられるようになりました。

大阪万博コンパニオン

1970年の大阪万博で話題となったのが、コンパニオンのユニフォームです。

客室乗務員

JAL、ANAの客室乗務員の制服は、著名なデザイナーが担当するなど話題を呼びました。

オフィスなら「制服」を支持する声が多数

制服の目的や歴史を見てきました。一昔前なら当たり前だったオフィスの制服ですが、最近ではオフィスで制服を採用している企業はあまり多くはないでしょう。
しかし、オフィスワークに関する情報を提供するウェブサイト、OF PLUSで実施された「事務職員として働くなら、制服と私服のどちらがいいですか?」と女性100名に行われたアンケート調査によると、73%が「制服がいい」と回答しています。制服がいいと答えた理由を見てみると、オフィス制服のメリットについて次のようなことが浮かび上がってきます。

服装を考える必要がない

毎日出勤するとき、私服であればその日の気候や用事に合わせて、洋服を選ぶ必要があります。しかし毎日のこととなると面倒であると考える人が多数いるのが実情のようで、「制服なら毎日着る服を考えなくていい」と答える方が多くいました。

被服代がかからない

自分で毎日の仕事服を用意するのなら、ジャケットやスカート、パンツ、さらにシューズまでそれなりにきちんとして見えるものを準備しなければなりません。毎日同じコーディネートというわけにはいかず、費用がかさんでしまうものです。オフィス制服があれば「被服代がかからない」という声が多くなるのも当然でしょう。

オフィスで過ごしやすい

「外は暑いからと薄着をしたらオフィスでは寒かった」といったケースのように、快適に仕事をできる服を選ぶことは決して簡単なことではありません。しかし、オフィス制服ならオフィスでの仕事がしやすいように、生地選びからデザインまで行われているため、一年を通して、快適に仕事ができるといえるでしょう。毎日の気候に頭を悩ませる必要もなくなります。

歴史ある制服にはメリットがたくさん!

制服にはそれぞれの意味や目的があります。オフィスで使われる制服は、一昔前と比べると少なくなってきているかもしれませんが、実は制服を歓迎する女性が多くいることがわかりました。
社員のモチベーションを上げ、良いパフォーマンスを引き出すために、制服の良さが見直されるべきかもしれません。

 

参考: