生産性が上がる!制服をオーダーメイドするときのポイント

スーツ

社員の服装について細かい規定のない企業は多いですが、制服を採用する企業もわずかながら増加傾向にあります。会社の顔となって顧客やビジネスパートナーへ与える印象に大きく影響する制服。着心地がよい服を用意することで、社員のモチベーションづくりや会社の生産性アップにもつながると考えられます。
社員から高い評価を得られる制服を、企業がオーダーメイドで用意する際、どのような点に注意しておくべきでしょうか。

ユニフォームの定義と歴史

公益財団法人日本ユニフォームセンターによると、ユニフォームとはラテン語の「ユニ(“ひとつ”の意味)」と「フォルム(形)」がつながったもので、「ひとつのそろえられた服」という意味が語源です。
現在のユニフォームの定義は、「多数がひとつの形を着る」。カテゴリは「働く人のユニフォーム(仕事着、作業着)」、「学生服」、「スポーツのユニフォーム」の3つに大きく分けることができます。
大正10年(1921年)に、ボーイスカウトがイギリス型の制服をユニフォームとして採用しており、日本でも、洋装化が進むのと同時期ごろから「ユニフォーム」という言葉が使われはじめたと考えられています。

制服は若干微増傾向

現在、ユニフォームを採用している企業は一部に限られていますが、実情はどうなのでしょうか。

矢野経済研究所が実施した、国内のユニフォーム市場に関する調査では、2015年度の国内ユニフォーム市場規模は5,026億円という結果が出ています。
2011年度は4,757億円、2012年度は4,764億円、2013年度は4,832億円、2014年度は4,949億円と右肩上がりとなっており、市場は確実に増えています。2015年度には前年比101.6%で、5,000億円の大台を突破しました。
2015年度のユニフォームの分野別構成比では、ワーキングユニフォームが52.3%、スクールユニフォームが21.9%、サービスユニフォームが16.8%、オフィスユニフォームが9.0%となっています。少子化などを理由にスクールユニフォームについてはマイナスに転じたものの、それ以外は総じて市場規模が少しずつ拡大しています。
企業が制服を採用するメリットとして、統一性が出て企業の顔となること、作業しやすい効率的なデザインを用いることで作業効率が上がること、さらに1年を通して過ごしやすいといったことが挙げられるでしょう。
この市場調査では、ユニフォーム市場が大きくマイナスとなる要因は見られないことから、今後も微増傾向が続くと予想しています。

制服をオーダーメイドするときのポイント

企業がオーダーメイドで社員の制服をつくる際、どのような点に気をつけるべきでしょうか。それぞれのポイントを見ていきましょう。

制服の見た目はもちろん重要ですが、装飾にばかり重点を置くと、機能性に乏しい制服になってしまいます。たとえば、ジャケットの前丈が長すぎると全身のバランスが崩れ、シワがつきやすい服に仕上がってしまいます。ズボンにおいてもわたり幅が不足していると、ヒップの前後にシワがたくさんつくようになります。

縫製

基本的な部分ではありますが、ほころびやほつれ、糸くずや残り糸が出ず、左右均等にきちんと縫製されていることは、長く制服を使うために大切となります。

機能性

腕を上げたり前に突き出したり、また、かがんだり椅子に腰掛けたりと、さまざまな動作を行ったときに体が動きやすく、十分なゆとりがあることが必要です。特に業務で体を大きく動かすような作業が必要な場合、想定できる体の動きを十分考慮してオーダーするとよいでしょう。

サイズ

すべての社員の体型にフィットする制服を用意することは、現実的に難しいかもしれません。しかし、ジャケットならバスト部分、ズボンやスカートならウエストとヒップ部分のサイズにゆとりをプラスしておくと、サイズ不適合を解消できるでしょう。

安全性

社員が1日着ていても疲労を与えず、快適に過ごせて、外的な危険から身体を守ることも制服が持つ大切な役割です。適度な温度と湿度を保ち、疲労を感じさせない重量の生地をセレクトすることが必要でしょう。

デザインだけでなく機能性や安全性にも注目

近年、制服を採用する企業が増えていることを考えれば、今後もオーダーメイド制服を用意する企業も増えていくと考えられます。快適な制服をオーダーすることは、社員のパフォーマンスや企業の生産性を上げるうえでも多くのメリットがあります。そのためには細部までこだわり、社員一人ひとりに配慮した制服を用意することが大切なのではないでしょうか。

 

参考: