ビジネスコートを選ぶときに知っておきたいこと

スーツ

ひと目見れば格が分かるビジネスコートは、羽織るだけで自然にかっこよさを出したいアイテムです。シーン別、フォーマル度など、知れば知るほど興味深いビジネスコートについて探ってみます。

主なビジネスコートの種類

ビジネスコートにはいくつかのスタイルがあります。今回は、伝統ある定番スタイルのビジネスコートの種類6つについて見ていきます。

チェスターコート

19世紀にイギリスのチェスターフィールド伯爵が着用したのがはじまりだといわれるコートです。そのため、コートにチェスターフィールド伯爵の名前がつけられています。上襟をベルベットで切り返した仕様にし、ボタンが見えない比翼仕立てにするなど、非常に上品なつくりになっており、フォーマルなシーンに適しています。

トレンチコート

もともとは、軍用のコートとして作られたのが発祥で、トレンチコートのシンボルともいえる、腰のDベルトは手りゅう弾などをぶらさげておくためのものだったそうです。バーバリーやマッキントッシュなど老舗ブランドのトレンチコートが有名です。

Pコート

ももくらいまでの長さの短めのコートです。丈が短いとカジュアル感が強くなるため、スーツに合わせてビジネスシーンで使うなら、丈が長めのものを選ぶようにするといいでしょう。左右に2つずつ大き目のボタンが配置され、イカリのマークがついているのが特徴です。ウールやメルトンなど厚めの生地が使われています。

キルティングコート

エリザベス女王の乗馬用の馬の毛布を作るために設立された、イギリスのラベンハム社から出たことがきっかけとなり広まったキルティングコート。コーデュロイ素材や、ウール素材の襟や袖と合わせると、若々しいスタイルをつくることができます。

ステンカラーコート

襟の裏側が高く、表に回ると低く折り返した形になっています。定番スタイルのコートなので、フォーマル、カジュアルどちらのシーンでも使うことができます。昭和時代に定番のビジネスコートとして活躍したことでも知られ、仕立てのよさが分かりやすいスタイルです。

スタンドカラーコート

襟が立ったタイプのコートのことです。詰襟や軍服などで採用されていたスタイルから発展したものです。縦長のスタイルなので、スタイルよく痩せて見えるという効果があり、ビジネスシーンに合わせやすいコートです。

ビジネスコートを購入するときに重視したいポイント

ビジネスコートを購入するときは、サイズがきちんと合っているものを選ぶために、下に着るスーツを着ていくことが鉄則です。

自分の体形に合ったコートサイズの見方

サイズを見るときは、胸囲、肩幅、腕の上げ下ろしなどをポイントに自分の体形にあったものを選ぶようにします。下記にビジネスコートを選ぶ際に重視したいサイズ感を見るポイントを挙げます。

  • 胸囲は、ボタンを閉めたときにパンパンになったり、引きつれたりしないもの
  • 肩幅は、スーツの上から着て違和感のない大きさのもの
  • 腕の上げ下ろしが窮屈でなく、スーツの袖とジャケットの裾が見えないくらいの長さのもの

胸囲、肩幅、身幅、袖丈すべてがぴったりしない場合もよくあります。そのような場合は、肩幅を基準に選んでいきます。大体スーツを着たときの肩幅プラス1センチを目安に選ぶようにすると、ちょうどよいサイズに見えます。

外出先でのコートのたたみ方

外出先では、屋内に入る際にコートをたたまなければいけない場面に出くわすことがあります。そのような場面に備えて、外出先でのコートのたたみ方は、ぜひ覚えておきたいスキルです。
まず、基本的なマナーとして、コートにはホコリがついている場合があるため、中に入る前に脱いでおくことを覚えておきましょう。次に、コートのたたみ方に入ります。最初に、コートを真ん中から2つに背中部分が中にくるように折り、内側から両腕部分に手を通します。その後、どちらかの手を返して、裏向きにもう一方の袖に重ねます。そのまま身頃をととのえて、裏向きのまま折りたたみ置けば完成です。

かっこよく着こなせるビジネススーツを見つけよう

冬にかけて必須になるビジネコートは、自分に合うかっこよく着こなせるものを見つけられるとうれしいですね。コートの種類や伝統を吟味しながら、好きなコートを見つけてみませんか。せっかく質の良いお気に入りのコートを見つけても、型崩れを起こすと見た目にマイナスです。きちんと手入れをしながら、長く大切に着られるように大切に扱いましょう。

 

参考: