ビジネスシューズの上手な選び方

マナー

履き心地のよいビジネスシューズは、着心地のよいスーツと同様、毎日の生活を快適にします。デザインの種類や、店頭で試し履きをするときのポイントから、ビジネスシューズの選び方を考えてみましょう。

ビジネスシューズのデザイン

一般的にビジネスシューズとは黒か茶色の革靴を指します。デザインはいくつかありますが、そのなかから特にビジネスシーンに最適な靴のデザインをご紹介します。

ストレートチップ

つま先に横一文字の切り替えが入っている靴です。その切り替えのおかげで靴の甲の部分に筋が入りにくいという特徴もあり長持ちします。きちんとしたイメージのため仕事用に最適です。また、黒のストレートチップはフォーマルにも用いられます。

プレーントゥ   

つま先や甲の部分にステッチが入っていないシンプルな靴です。仕事からカジュアルまで幅広く活躍します。フォーマルにも使われますが、ストレートチップのほうがよりフォーマルであるとされています。

ウィングチップ

つま先の切り替えがWの形をしています。その形が鳥の翼のように見えるところからウィングチップと呼ばれるようになりました。装飾が施されており、ややカジュアルな印象があるので、服装にあまりこだわらない職場や、カジュアルデー向きです。週末に、ジーンズをきちんとした雰囲気で着こなしたいときにも役立ちます。

Uチップ・Vチップ

靴の甲の部分にU字形の切り替え(モカシン縫い)がある靴をUチップと呼びます。甲の部分に厚みが出るため幅広甲高な足の人でも履きやすい靴です。日本ではビジネスシューズとして普及していますが、ゴルフや狩猟用の靴が起源となっているため、カジュアルな靴と捉える人もいるようです。同じ手法で甲の部分にV字形の切り替えがある靴はVチップと呼ばれています。Uチップよりもドレッシーな印象があります。

モンクストラップ

バックルのついたストラップで留める革靴です。修道士(monk)が履いていた靴が起源になっていることからモンクストラップと呼ばれています。伝統的なデザインですが、ここ数年の流行となり再注目されているようです。ビジネスやカジュアルはもちろん、葬儀を避ければフォーマルにも使えます。

部分的なデザイン・素材の違い

全体的なデザインの違いのほかに、つま先の形と靴ひもを通す部分にデザインのバリエーションがあります。例えば、ストレートチップの靴でも、つま先の形が数種類、靴ひもを通す部分のデザインが2種類あります。また、靴底の素材も品物によって違います。

つま先の形

ビジネスシューズのつま先の形には、大きく分けてラウンドトゥ、スクエアトゥ、ポインテッドトゥの3つがあります。つま先が丸いラウンドトゥや四角いスクエアトゥの靴は、仕事にもフォーマルにも使いやすいデザインです。
つま先がとがっているポインテッドトゥは、ほかの2つよりもファッショナブルな印象を与えます。つま先のデザインは、好みや足の形に合わせて選びますが、一般的な職場では、とがりすぎず丸すぎない、つま先が好まれるようです。

内羽根式と外羽根式の違い

靴ひもを通す部分が靴の甲の部分に縫いこまれていて外に開かない靴を内羽根式、靴ひもを通す部分が羽根のように開く靴を外羽根式といいます。フォーマルな場所では内羽根式の靴が好まれます。しかし、歩くことが多い仕事で使う場合には、ひもの締め付けが調整しやすい外羽根式の靴のほうが楽です。

靴底の素材

ビジネスシューズの靴底は、レザーソールかゴムソールが主流です。伝統的でフォーマルな靴底はレザーソールですが、すべりやすく耐久性が低いという特徴もあるため、外回りが多い人には、歩きやすく耐久性の高いゴムソールをおすすめします。かつてはゴムソールの欠点だった通気性も、最近は改善されています。

店頭でシューズを選ぶときのポイント

試し履きに時間をかけずにビジネスシューズを買ってしまうと後悔します。必ず納得いくまで履いてみましょう。シューズ選びのポイントをご紹介します。

試し履きは両足行なう

足の大きさや形は左右で少し違いがあるため、試し履きでは、必ず両足に靴を履いて歩いてみましょう。靴ひももきちんと結びます。足のサイズは、朝と夕方で5ミリから10ミリほど違うといわれています。そのため、シューズの購入は足が大きい状態の午後がおすすめです。

スニーカーのサイズを基準にしない

革靴には捨て寸という、つま先の余裕があるため、スニーカーよりも作りが大きくなっています。普段履いているスニーカーのサイズを基準に革靴を選ぶと、靴の中で足がすべってしまうことがあるため、気をつけなければいけません。デザインにもよりますが、スニーカーのサイズよりも1㎝ほど小さくなることが多いようです。

フィット感のチェックポイント

靴のかかと部分の素材が硬かったり、自分のかかとの形と合わなかったりすると、靴ずれの原因になります。歩いたときに、かかとが浮かないか確認しましょう。次に足幅の最も広い部分が窮屈ではないか歩きながら確かめます。足の指が圧迫されず自然に伸びていることも大切です。最後に靴の中で足の甲に当たる部分がないかチェックしてください。足の甲のサイズが合っていないと痛みや歩きづらさを感じます。

ビジネスシーン別のおすすめシューズ

ここまでのポイントをもとに、ビジネスシーン別に、どのようなシューズが似合うのかご紹介しましょう。

大切な商談や式典

ビジネスの場で品格を出すのなら、フォーマルにも通用する黒の内羽根式ストレートチップがおすすめです。レザーソールにすれば、より高級感が出ます。

アクティブに動き回る営業

仕事で歩き回ることが多い人には、ゴムソールで外羽根式のビジネスシューズをおすすめします。デザインは、ストレートチップやプレーントゥ、またはUチップ、Vチップなどがよいでしょう。最近はスポーツメーカーが開発しているスニーカー感覚のビジネスシューズも増えてきました。はるやまでも、アシックスのビジネスシューズを取り扱っています。

服装にこだわらない職場

あまり服装にこだわらない職場なら、ウィングチップやモンクストラップを試してみてはいかがでしょうか。特に近年注目を集めているモンクストラップは新しいデザインが増えています。そして、シリコンバレーのCEOたちの間では、レザースニーカーをビジネスシューズ代わりに履く人が増えているようです。このようなトレンドを取り入れてみるのも面白いかもしれません。

自分の行動パターンにあわせたビジネスシューズ選びを

外回りが多い人なら歩きやすい靴、商談や式典に出席することが多い人ならフォーマルに近い靴など、その人の行動によってビジネスシューズの選び方も変わってきます。自分の行動パターンにあわせて、快適なビジネスシューズを探してください。

 

 

参考: