働き方改革でビジネスマンのスーツはどう変わる?

スーツ

一人ひとりのライフスタイルや能力、思考などにあわせて多様な働き方が選択できる社会にと、政府が「働き方改革」を推進しています。これを受けて、在宅ワークや時短労働を認めるなど、さまざまな企業で働き方を見直す動きが出てきています。そんな働き方改革によって、ビジネスマンの必需品であるスーツに求められるものも変わっていくと考えられます。

働き方改革と社会の動き

「働き方改革」と耳にする機会は増えているものの、それが一体何なのか、きちんと理解しているでしょうか。はじめに、働き方改革とはどんなものなのか、そして日本の社会全体でどのような動きが起きているのか、ご紹介しましょう。

働き方改革とは?

少子高齢化が進む現代の日本において、経済と子育て支援、社会保障の3方面での取り組みを強化することにより、経済に好循環を生み出すことを目的とした「ニッポン一億総活躍プラン」が平成28年6月、閣議決定されました。
そのなかで述べられているのが「働き方改革」で、労働制度の抜本的改革を行い、労働生産性を上げるというものです。具体的には、正規雇用労働者と、パートタイムや派遣社員などの非正規雇用労働者の間にある、不合理な待遇差をなくしたり、時間外労働の上限を原則、月45時間かつ年360時間と定めて長時間労働を是正したり、また、子育て・介護と仕事を両立しやすくするためテレワークや副業、兼業を推進したり、といった内容があげられます。

働き方改革の実施状況

政府が発表した「働き方改革」を、各企業では実際にどのように取り入れているのでしょうか。
上場企業を中心とした238社に対して行われた「働き方改革の実態調査」によると、働き方改革を「実施した」または「改革のニーズを感じており現在推進中」と回答した企業の割合が、2013年では30%でしたが、2015年には34%、そして2017年には73%にものぼっています。
「改革を検討したが断念した」と答えた企業は2017年で25%ですから、「改革のニーズを感じており現在推進中」という回答と合わせると98%になります。ほとんどの企業が「働き方改革」の必要性を感じており、なんらかの取り組みを実施、または検討しているのです。
さらに、「働き方改革」の目的として最も多い回答だったのが「生産性の向上」、そして、「従業員の心身の健康の向上」「従業員満足度の向上」「多様な人材の維持、獲得」「企業、採用ブランドの向上」と続きます。生産力を上げながら、従業員の心身を健康に保ち、満足させられる環境作りということが、主体に考えられているといえます。

働き方改革を取り入れている企業の事例

働き方改革の取り組みを行っている企業として、はるやま商事の例をご紹介しましょう。
はるやま商事では、2017年4月より「No 残業手当」の導入をスタートしました。これは、月間の残業時間が0時間だった社員に対して、15,000円を一律支給するという制度です。
企業によっては、残業することが「仕事や会社に貢献している」とポジティブに捉えられていたかもしれませんが、はるやま商事では効率的に働き残業しないことこそ社員が健康で元気に仕事ができるという考えに即して、社員に「残業を無くそう」という意識を浸透させることが必要と考えました。そして残業をしない社員が得する、この制度を導入したのです。

働き方改革で考えたいスーツの機能

では、このような働き方改革によって、ビジネスマンのスーツに今後どのような機能が求められてくるのか、考えてみましょう。

パフォーマンスを上げる快適性

上述したように、働き方改革で多くの企業が目的としてあげているのが、「生産性の向上」です。つまり、限られた時間のなかで効率よく仕事をこなすことが大切なのです。そのためには、スーツの着心地のよさも重要です。体の動きを妨げたり、通気性が悪く快適に着用できなかったりするようなスーツでは、パフォーマンスも上がりません。

健康になれる心身へのプラス効果

はるやま商事は、「スーツで日本を健康にする」というキャッチフレーズを掲げ、驚くような軽さと伸縮性に優れたストレス対策スーツを考案するなど、ビジネスマンの心身の健康を提案しています。体にフィットせずリラックスできないようなスーツでは、知らないうちに体や心にストレスを与えてしまうでしょう。働き方改革のなかにも「心身の健康」というキーワードがポイントとなりますが、それはビジネスマンのスーツのクオリティにも当てはまることでしょう。

好印象をもたらす品格

短時間で成果を上げていくためには、顧客に対して好印象をもたらすことがビジネスマンとして必須です。上品で相手に信頼感を与えるような上質なスーツは、これまで以上に必要性が高まることでしょう。

退社後の外出もエンジョイできるファッション性

毎月末の金曜日の退社時間を早める「プレミアムフライデー」が始まるなど、働き方改革がさらに社会で広く進めば、就業後の時間をショッピングや食事に出かける自由な時間に使う方も多くなっていくと考えられます。そんなときは、退社後の外出でもさまになるファッション性も必要となるでしょう。

求められるのは効率的に働けるファッション

働き方改革で重要なのは、ビジネスマンがいかに効率よく働けるかということです。そのためには、着心地のよさを追求し、パフォーマンスが上がるような機能が求められていきます。さらに、心身の健康を維持するという観点でも、スーツのクオリティに多くの方の注目が集まっていくと考えられます。

 

参考: