大人ならおさえておきたい!シャツの種類&人気トレンド

シャツ

仕事や日常で、何気なく着ているシャツですが、それがどんな種類のもので周囲にどんな印象を与えているか知らないまま身につけるのはもったいないことです。
服装で周囲に好感を持たれるためにも、まずはシャツの種類を知って服装のルールを外さないようにすることも大人としてのたしなみです。それらをマスターしたうえで、人気トレンドを少し取り入れると、ただルールを外していない無難なだけの服装から一歩上を目指すことができそうです。

シャツのデザインの種類

シャツの種類は、「スタイル」「襟」「色・柄」「生地」の4つで考えるとすっきりします。

1つ目の「スタイル」は、シャツ全体の形のことです。一番わかりやすいのは、広げるとアルファベットのTの字になるTシャツでしょう。
ビジネスパーソンにとって身近な「ワイシャツ」は、「ドレスシャツ」とも呼ばれます。前開きで台襟、カフス、前立てのついたシャツを指し、フォーマルでかっちりした印象を相手に与えます。
カジュアルシーンでポピュラーなのは、両胸ポケットが特徴の丈夫な「ワークシャツ」「ミリタリーシャツ」などです。丈夫な作りで、ラフに着られます。
このほか、襟付き半袖の「ポロシャツ」や、丈の長い「ロングシャツ」などがあります。

襟のデザインの種類

襟の開き方や形によって種類はたくさんあり、人に与える印象も違ってきます。
ビジネスでは「レギュラーカラー」や「ワイドカラー」が定番で、クールビズでは「ボタンダウン」もOKなど、シーンによってふさわしい種類があるので使い分けましょう。

レギュラーカラー

もっとも標準的とされ、どんな場面でも安心して着用できるスタンダードな襟型です。
ビジネスの定番で、落ち着いた印象や安定を感じさせます。
襟の長さは7cm前後、開きの角度は65~90度のものがほとんどですが、この数値は時代によって微妙に変わってきます。

ワイドカラー

襟の開きの角度が100~180度くらいの襟型で、ほどよく開いたデザインが上品さを感じさせます。
ビジネスパーソンの間で長く人気を保ち、今や定番になりつつある襟型のひとつです。
襟が左右に広がり存在感があるため、顔を小さく見せる効果があります。

ボタンダウン

襟先をボタンで留める襟型を指します。
もともとは、ポロの競技中、選手の襟が風で動かないようにと考案されたのが始まりだといわれています。
出自からもわかるように、カジュアルな要素が強いため冠婚葬祭などフォーマルな場には不向きです。

襟型のトレンド

最近は、「ワイドカラー」や、水平に近い角度まで開いた「ホリゾンタルカラー」の人気も落ち着き、襟と襟の間にループとボタンのついた「タブカラー」や「ボタンダウン」が増え、原点回帰で「レギュラーカラー」も見直されています。

色・柄の種類

カジュアルシーンではカラフルなものも許されますが、ビジネスシーンでは一定のルールがあります。
基本はやはり白の無地で、一般に、営業職の人や重要な商談の場に最適なシャツは白かサックスブルーとされています。
色味は、濃く派手なほどフォーマル度が下がるということを踏まえたうえで、職種や社風、相手に合わせてうまくチョイスしましょう。
柄にもさまざまな種類がありますが、おおよそ「ストライプ」「チェック」「ドット」の3つにまとめられます。

ストライプ

縦の線が、体型をすっきり見せる効果があります。
代表的なのは、地とストライプが1対1で均等に並ぶ「ロンドンストライプ」です。ストライプの太さが鉛筆の線のような「ペンシルストライプ」や、2本1組の「ダブルストライプ」、3本1組の「トリプルストライプ」、斜めの「バイアスストライプ」など、さまざまな種類があります。

チェック

異なる色濃度の複数色を組み合わせた「タータンチェック」や、菱形の「アーガイルチェック」などはカジュアルファッションで人気です。
ビジネスシーンでは、地に1色の細い線で窓枠のような四角を描いた「ウィンドウペン」、方眼紙のような等間隔の「グラフチェック」、無地に見えるような「マイクロチェック」など、柄が目立たないものが基本です。

ドット

規則正しくピンの先で描いたような極小円の「ピンドット」、大きな円の「コインドット」などがあります。
円が小さいほど、また、大きさや並びが規則正しいほどフォーマル度は上がりますが、ビジネスシーンで使えるのはピンドットまでと考えたほうがいいでしょう。

色・柄のトレンド

日本流行色協会の発表によれば、2017年のトレンドカラーは「リーディングレッド」というビビッドな赤ですが、一般には、「ピンク」や、生のデニム地のような「アビス」という深いブルーも注目されています。
柄は、「ウィンドウペン」人気も徐々に落ち着きを見せ、「ストライプ」が一定の人気を得ているようです。

生地の種類

素材と織り方の2つによって生地の性格は変わります。素材には、「綿」「絹」「麻」「化学繊維」「ウール」などがあり、複数を組み合わせることでまた違った効果が出ます。

  • 綿(コットン):保温性、吸湿性、通気性に優れ肌にも優しいが、シワになりやすい。
  • 麻(リネン):丈夫で水分の吸収・発散性に優れ夏に最適。シワになりやすくカジュアルな印象を与える。
    • ポリエステル:化学繊維の1種。安価で丈夫、手入れが楽でシワになりにくいが、高級感に乏しい。

織り方には「平織り」「綾織り」「繻子(しゅす)織り」があり、ビジネスシャツでよく使われるのは「平織り」です。細い糸を使うほど柔らかい肌触りになり、太い糸ほど丈夫で通気性がよくなるなど、糸によっても変わります。

  • 平織り:経(たて)糸と緯(よこ)糸を交互に織る織り方。左右対称模様で丈夫なのが特徴。代表的なのは「ブロード」「オックスフォード」など。
  • 綾織り:経糸が、2本または3本の緯糸の上を通ったあと、1本の緯糸の下を通すことを繰り返して作る。代表的なのは「フランネル」「デニム」など。
  • 繻子織り:経糸、緯糸ともに5本以上ずつで織られる生地で、経糸か緯糸、どちらか一方しか表面に見えない。代表的なのは「サテン」。

生地のトレンド

ビジネスシャツでは、綿とポリエステルの混紡が主流ですが、最近は形態安定シャツやストレッチ素材への人気が高まり、機能性シャツの新商品が続々と開発されています。

4つの要素をおさえてシーンに合ったシャツ選びを!

シャツの印象は、いろいろな要素が組み合わさって決まります。複雑ですが、4要素の各種類とその特徴を知ったうえでシーンに合わせて選ぶと、周囲に悪い印象を与えることはまずありません。
さらに、ただルールから外れないだけの無難な服装から一歩上に行きたいなら、人気トレンドを取り入れてみましょう。例えば、「仕事上、ピンクのシャツは難しい」という場合は、ネクタイやハンカチ、ポケットチーフなどで少し取り入れるだけでも印象は変わります。

 

参考: